【人育てのプロが想う】人が育つ環境とは。

人生は旅のようなもの

執筆者 高山 雅樹(たかやま まさき)
Focus&Journey管理人 / 栃木県「花の木整体院」代表 / バスケットコーチ

「命を燃やして輝く人を応援したい」「かっこいい大人を増やしたい」整骨院の院長として、5万人以上の患者さんをサポート。治療家400名以上を指導。また、30年間バスケットコーチとして子供達のサポートも。人の変化・成長に携わることが中心にある人生。プロフィール詳細はこちら

目次

人生は旅のようなもの

行っては戻り、戻っては行く

寄せては返す波の様に動き続けてる

人生は旅のようなもの…

この旅は目的地に到達するためのものではなく、知らない土地や人に出会う旅の途中で自分自身の内側とつながるためにある。

人生のどの段階の旅も、自分の意識を拡大し自分の無意識に深く潜っていく素晴らしい機会となり、無意識の領域の自分に気が付いた時、人間は自分自身の命にとって最前の方向へ必ず動き出す。

“無意識の領域の自分?”…なんのこっちゃ?ですよね笑
これは魂とか命とかいろんな表現があると思うけど、
自分の奥底にある本音、本心、願いのことです!

顕在意識は外からの情報や教育、躾、洗脳で作られています。
その思い込みの鎧を脱ぎ捨てて大人も子どもももっと自由に生きていきたい!

近年共働きや核家族化の影響で育児疲れに悩まされている女性が増えています。
男性と同じように仕事に出て、家に帰れば家事育児に奮闘する毎日は本当に大変だと思います。マルチタスクができないぼくには世のママさん達への尊敬しかありません。

そんなママ達を少しでもサポートさせて頂きたいなと思い、自称人育てのプロのぼくから、ぼくがどうやって人育てのプロとなっていたたのか?子育てと起業の見えない共通点という視点でお伝えしていきます。

今回の記事が子育て中のママ達の心に爽やかな風を通すことが出来たら嬉しく思います。

脱サラして起業しました

ぼくは息子が生まれた29歳の時に脱サラを決めて、奥さんに子どもが小さい今しか動けないから…とわがままなお願いをして翌年から3年間柔道整復師の学校へ通い始めました。

なんでいきなり起業した話?って思った方もいますよね。
でも実は、この起業経験がとっても大きかったんです!続けます…

それまでの安定した仕事を捨てて、学校へ通いながらアルバイトして勉強するという掛け持ち生活。貯めていたお金を学費に費やして、それでも足りなくて親借金をして国家資格を取得しました。

それから10年後の39歳の時に地元に戻って整骨院を開業しました。
勤めていた内科整形クリニックから独立開業です。接骨院を知らない世間知らずの小心者が体験した独立開業はそりゃもうマジで大変でしたが、既に整骨院が世の中に認知されていたことと、原価率の低い事業だったことに救われて何とか廃業ることなく事業継続することができました。

29歳のその時まで敷かれたレールの上だけを無難に歩いてきました。自分の意思で決断なんてしたことがなかったぼくが胸に秘めた熱い想いだけを頼りに起業しました。

今思うと超絶無謀だった。どんなわがままな思いでも強い想いがあればなんとかやれた。
全てが経験。全てが財産。

起業したから感じたこと

起業して感じたこと、それはサラリーマン時代はなんて恵まれていたんだということでした。

会社の経営方針があって、関係部署のサポートがあって、頂けるお給料があって、自分が多少ポンコツでも守ってくれる環境があった。働いている時は気が付かなかったけど、全てにおいて守られていました。

起業してからは全てを自分の意思だけで決めていかなければならない事だらけ!
誰も決めてくれないし、サポートしてくれないし、お給料もくれません。当たり前だけど、そんな当たり前のことも起業してから実感しました。

敷かれたレールの上をただ闇雲に歩いてきた世間知らずで業界しらずの自分にはあまりにも過酷でした。
そんな自分を支えてくれたのは護るべき家族があるという覚悟。わがままを言い出した自分自身への責任だけ・・・。

本当は仕事を逃げ出したい。

でも自分で言い出したことだから辞められない。仕事を辞めたら借金が返せない。

プレシャーとの戦い。

朝起きると今日は患者さん来てくれるのかな。治せなかったら患者さんが来なくなっちゃう。
最低いくら売上を上げないと借金が返せない。痛みを治せない自分はダメな奴。

今思うと本当に苦しい時間だった。
でも、その経験を通してはじめて身にしみて分かったことがある

全ての経験が宝物

そんなスパルタだった起業体験を経て、こんな貧弱起業家だったぼくでも経営経験とともに成長をしていきました。

それは経営者として重要な意思決定を繰り返してきたからです。

人任せには出来ないし、自分で決めたことは人のせいに出来ない。

どんな意志を持ってどんな困り事を解決して社会に貢献するのか?そんな問いに向き合い続けていた事が自分自身を成長させてくれました。

普通に生活していると自分で選ぶ、自分で決めることよりも、既に決められていることの方が多いことに気が付きます。そのまま流されて生きるのは楽だけど、それは本当に自分の人生なのか分からない。

自分の意思で決めた経験全てが宝物!

子育てとは

全ての意思決定を自分でする起業経験がぼくを大人に成長させてくれました。
その経験がなかったら今の自分は無かったと断言できます!

この起業経験から学んだことが沢山あって、この経験で人間的にも成長できた。
沢山の意思決定をしてきて、その意思決定を間違えていても詐欺に騙されても例え思い通りに行かなかったとしても究極大丈夫なんです。失敗してもなるようになるんです!!

これが子育てにも共通している点だと思います。

はじめは親が子どものお世話をしてあげることが多いですが、段々とお互いが親離れと子離れをしていく過程の全てが子育てです。子育てのゴールは、親も子もお互いに自立することです。

自立とは”自分のことは自分で決められる”こと

社会には既に決められていることが沢山あって、大人でも必要以上に”普通”を気にしたり、自分の意思決定よりも周りの人に流され足り、子ども達は親や先生に許可を得ないと選択出来ないことが多いです。

「普通や常識」という言葉に必要以上に慣れすぎて、自分らしい選択ができなくなってしまうことがあります。親御さん達の過保護や過干渉によって子ども達は自立から遠ざかってしまいます。

大切に思えば思うほど不安にもなるし、思い通りにしたくなっちゃうんだけど、信頼して任せられることが増えると良いと思います。

出来れば子どもの意思で、自分の人生の社長さんになれるような子育てが出来て、心も体も健康な人生にしたいですよねっ。

子育ての現状

現代の子育ては両親共働きのご家庭が多いです。

子育てにはお金も掛かるので共働きじゃないと経済的なゆとりのある暮らしが出来ないというのが現実です。お母さんは1人で何役もこなさなければならないほど忙しくさせられていて、子ども達との会話もままならないというケースが多い様に感じます。

本当は子どもとゆっくり向き合って日々の小さな変化や困り事を一緒に感じていく時間が大切なのに、仕事で疲れてきたお母さんは家でも家事に追われて、子どもはYouTubeをずっと見てるというすれ違いの時間。

忙しいが故にどうしても合理的な声掛け、指示・命令が増えてしまい思い通りにならない現実にイライラして自己嫌悪に陥る負のスパイラル。

そこから本当の信頼関係や相互理解が得られないので、理想の巣立ちや自立した関係性になることが難しくなってしまいます。

親子関係の先にある学びとは

子は親の鏡という言葉があります。

年齢も性格も全然違うけど、まるで自分自身を見ているような錯覚に陥るときがあります。子どもは見てないフリしてよ〜く見ています。一番近くで親を観察しています。

自分では気が付かないけれど、子どもの困り事、子どものトラブル、子どもの不安など。子どもの問題が実は自分の問題だったということがよくあります。

その出来事は何を伝えてくれているのか?

そうやって丁寧に向き合っていく体験の1つひとつがわたしたちを親に育ててくれているのです。最初から立派な親なんて一人もいません。子どもを育てながら実は”自分”を育てているんですよね。

余裕がなくなると、見たくないものは見ないし感じたくないものは感じないでやり過ごしたくなるけど、でも不快をなくすことが子育てじゃないですよね!!

だからいろんな感情があっても大丈夫!!自分育てを愉しんで欲しいなと思います。

自分の感情を俯瞰してみる。自分の内側にある何が、外側の体験として創り出しているのか?

子育てに疲れたママにおすすめの自分らしい人生の選び方

忙しすぎてしまうと本当に余裕がなくなるので、自分の気持ちを感じることができなくなります。共働きで子育てをしているママ達は本当に大変だと思います。

だからいつも自分は後回し。感情に振り回されてクタクタ。

みんなと同じじゃないと。とか、決められた通りにしないと人に迷惑を掛けてしまうってなりやすい…。他の誰かが決めた普通や常識という”枠”や”檻”にハマっていた方が楽だし安心だからってなることが多い。

でもそれは他の誰かが決めた言葉や思考であって、自分自身の言葉や感覚では無い。本当に自分らしい人生とは自分の中にしかない。人はもっと多様だし複雑だし分かりずらいんです。

人の数だけ人生という旅があるので、いつも誰かと同じである必要は無いし、時間を掛けてでも自分に合ったペースで着実に歩みを進めていけばいい

自分の内側に湧き上がってきた感情に蓋をしないで、ありのまま受け入れながら自分のペースで心豊かに軽やかに過ごしたくありませんか?

まとめ

わたし達はなぜこの世に生まれてきたのでしょう?

肉体を持って、その肉体を通して感じる体験を体感するために生まれてきたそうです!

ぼくはこの考えを採用しています。人と競い合って人より優れることや人より地位や名誉やお金を沢山手に入れることが幸せじゃないと気が付きました。

ぼくが思う本当の幸せとは、自分の選択した人生の旅を満喫して死んでいくことです。

人に勝手に決められて、誰かの作った檻の中で生きたくはないし、自分の大切な人生を搾取されるために生まれてきた訳ではありません。

だから自分で選んだ人生を歩んでいきたい!!!

ぼくが未熟ながらも起業をした経験。自分の意志で選択を重ねて成長していく実感が悦びでした。
自分で作り出したプレッシャーの中で感じた苦しみや悦び全てが人生の悦びだったことに気がついてから、
”人を育てていく環境”ということはどーゆうことなのか?が見えてきました。

目の前の狭い視点だけじゃなくて、大きな視点や長い時間軸の中で考えた時の子育てそいう体験が子どもだけじゃなくて、親のわたしも一緒に成長させてくれているという理解が気持ちを楽にさせてくれます。

その心のゆとりが、今日も無意識で頑張りすぎてしまっているママ達の心に爽やかな風を通してくれるはず!!

自分で勝手に〇〇すべき、〇〇しなきゃ、〇〇じゃなきゃダメと思い込んでいた思考を手放して、本当に自分らしく怒ったり、泣いたり、笑ったり、叫んだり、悩んだりしながら、魂が悦ぶ生き方を見つける旅をしましょう〜〜⛵️

Focus&Journeyというコミュニティーでは、
無意識で頑張り過ぎてしまっている人の心に爽やかな風を通す空間を提供しています!

同じ想いの方と、どんどん繋がれたら嬉しいです。

最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(_ _)m

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AUTHOR

【Focus&Journey管理人】たかやま まさき

1972年4月27日栃木うまれ / 栃木県在住 0型 
栃木県「花の木整骨院」の院長として、20年間で5万人の患者さんをサポート。治療家400名以上を指導。また、30年間バスケットコーチとして子供達のサポートも。人の変化・成長に携わることが中心にある人生。2019年、大好きな息子(当時18歳)との死別から新しいステージが動き出す。「命を燃やして輝く人を応援したい」そして、息子と思っていた「かっこいい大人を増やしたい」。人生の体験から得た宝物を後世に、伝え、残し、活かすことが使命。これからは、オンラインで人を健康にする。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。

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